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水道水の成分って何が入ってるの?危険物質を解説してみました

日本中、ほとんどの家庭で使われている水道水。以前は「日本の水道水は世界一安全」と言われていましたが、最近では、水道水に対して不安や不満を持っている人が増えています。「おいしくない」「安全性について不安」などの理由から、水道水をそのまま飲む人もどんどん減っています。

水道水をそのまま飲む人は全体の約3割!水道水って本当に危険なの?

ある飲料水についてのアンケートによると、「水道水をそのまま飲む人」は全体の約3割のみ。残りの約4割の人は「浄水器」を使うと答え、さらに残りの約3割の人たちも、沸かしたり、炭を入れたり...と、何らかの手を加えて飲んでいると答えています。つまり、全体の約7割の人が、水道水をそのままでは飲んでいないということですね。


でも、水道水をそのまま飲むのは本当に危険なのでしょうか?そもそも、水道水にはどんな成分(特に危険なもの)がふくまれているのでしょうか?
今回は、水道水に含まれる危険成分や、それらが体に与える影響について検証していきます。


水道水の危険【1】 塩素は毒


私たちが流したトイレの水、お風呂の水、食器を洗った水...。それらはすべて下水道から川に流れ込み、水道水の原水となります。色々なところから流れてきた水が混ざって水道水の原水になるわけですから、そこには当然、雑菌や大腸菌がうようよいます。そのまま飲んだら病気に感染してしまうかもしれません。


そうならないように、浄水場では塩素を2回投入して病原菌を殺菌消毒します。塩素は、水道水の安全を確保するために絶対必要なものですので、水道法で1リッター当たりに0.1mg以上の塩素が残るよう決められています。


ただこの基準は、「浄水場から一番遠い家で最低0.1mg」という条件つきですので、当然浄水場に近い家ほど塩素濃度が高くなっていきます。最も浄水場に近い家では、塩素濃度が1mg/リットルにもなるそうです。これは、スイミングプールの塩素濃度よりも高い値です。


塩素は公衆衛生を守るためには必要なものですが、できれば体には入れたくない物質です。「病原菌を死滅させる薬品」ということは、人間に対しても少なからず影響があるということですよね^^;人間は、病原菌みたいに小さくないので、直ぐに死滅してしまうことはありませんが、細胞レベルでは、毎日数万個の細胞が死んでいることに...と思うと、本当におそろしいです。


水道水の危険【2】 アルツハイマーの原因アルミ


水道水にはアルミが含まれています。アルミといっても金属クズが入っているわけではないので、知らない方も多いと思います。


なぜアルミが入っているかと言うと、浄水場では、細かいゴミや塵をまとめて沈殿させる工程がありますが、この時に凝集剤として使われているのが、硫化アルミニウム、ポリ塩化アルミニウムなどアルミ成分が含まれた薬品なのです。この薬品を入れることで、濁りやゴミはなくなりますが、液体化したアルミ成分は水道水に残ります。そうすると、水道水を通してアルミも一緒に飲んでしまうことになります。


アルミを摂取し続けると、腎臓機能障害やアルツハイマー型認知症を引き起こす可能性があります。


水道水の危険【3】 発ガン性物質トリハロメタン


水道水に入っている成分の中で、最も危険なのはトリハロメタンです。トリハロメタンは、川から取水した水(原水)を塩素で消毒するときに生まれてしまう発ガン性のある物質です。浄水場では消毒のために塩素を投入しますが、水中のフミン質に触れることで化学反応を起こし、トリハロメタンが発生してしまいます。


また、トリハロメタンは発ガン性物質であるだけでなく

・流産
・肝臓・腎臓障害

などを引き起こす可能性がある物質ともされています。


水道水の危険【4】 恐ろしい状態の水道管


浄水場で作られた水道水は、水道管を通って各家庭まで運ばれますが、この水道管の材質と老朽化も問題になっています。


まず、水道管の材質についてです。既に使用禁止になっている鉛管、アスベスト管が、全国ではなんと、まだ20%も残っています。取替え工事が急ピッチで進められていますが、遅々として進まず、5件に1件は、まだ鉛管やアスベスト管が使われています。お宅の水道管は大丈夫ですか?


鉛管を通ってくる水道水には、わずかではありますが鉛が溶け出ています。たとえ微量でも、鉛は重金属なので、いったん体に入ると体外に出すのは困難です。鉛が溶け出た水を飲み続けると、鉛中毒を起こし、脳の成長を阻害し、脳障害、痴呆を引き起こす可能性もあります。また、腎臓障害を引き起こすことも。


次にアスベスト管ですが、アスベスト管を通ってきた水には、1リットル中100万本ものアスベスト繊維が溶け込んでいると言われます。アスベストは、直径0.04~0.06ミクロンの、とっても微細な繊維であるため、目で確認することは出来ませんが、アスベスト入りの水を飲むと、消化器系(食道、胃、腸)に刺さり、ガンを発生させる可能性があることが知られています。


また、現在主流の塩ビ管も問題です。塩ビ管を通ってくる水には塩ビが溶け出ています。塩ビは環境ホルモンの一種です。環境ホルモンは、

・精子の減少
・不妊症
・性行動の異常
・性同一性障害
・卵巣ガン、乳ガン

などを誘発する可能性があると言われています。


さらに、水道管の老朽化も問題です。
全国の上水道管のうち、ほぼ地球1周分にあたる約3万8000キロの水道管が、法定耐久年数の40年をとうに過ぎています。掃除もしないでずっと使い続けている水道管の中はどうなっているのでしょうか?赤サビで管は細くなり、あちこち腐食していて、その内側は水アカや細菌の温床になっています。


もしどこかで水道管取換え工事をしていたら、一度見せてもらうといいかもしれません。水道管の中を見てしまったら、その後水道水をそのまま飲む気にはなれないと思いますが^^;


水道水の危険【5】 農薬の混入


「うちは田舎だから、水は安全だよ。おいしいよ。」という方がいますが、田舎の水道水ほど飲まないほうがいいかもしれません。なぜなら、農薬や除草剤がたっぷり溶け込んでいる可能性があるからです。


日本では大量の農薬が使用されています。日本の耕地面積は世界全体のたった0.3%しかないのに、世界中の農薬の12%が日本で使われている実態があります。狭い土地で、大量の農薬・除草剤が撒かれ、それが川や地下水の流れ込んでいるのです。


農薬の一番の問題点は、自然界で分解されないことです。自然の汚れであれば、水中のバクテリアがエサとして食べ分解しますが、人工的に作られた化学物質はバクテリアのエサにはなりません。バクテリアが食べなければ分解されず、どんどん残留、蓄積していきます。


農薬が体内に入ると、男性は肝臓に溜まり肝臓ガンを、女性は子宮に溜まり子宮ガンを引き起こす可能性があるといわれています。


水道水の危険【6】 虫、ウィルスがウヨウヨ


10年ほど前に埼玉県越生町で、住民約13800人のうち約8700人が集団下痢、腹痛を起こしニュースになりました。その原因は、水道水でした。水道原水にクリプトスポリジウムという寄生虫がいて、浄水場で処理されず、水道水を通して全町民にばら撒かれてしまったものでした。


クリプトスポリジウムは塩素消毒では死滅しません。そして、感染者が一人出ると、その人の体内で繁殖したクリプトスポリジウムがトイレから川・浄水場を経て、また水道水に混入し、それを飲んだ人が次々と感染し、大量の感染者が増えてしまうのです。


クリプトスポリジウムに感染すると、激しい下痢・腹痛などの症状がでますので、免疫力が低下している人は最悪死んでしまうこともあります。越生町では幸い死者は出ませんでしたが、アメリカのミルウォーキーでは1993年、クリプトスポリジウムが原因で4400人が入院し、数百人が死亡するという大事件に発展しています。


塩素は、菌を死滅させることは出来ますが、ウィルスや寄生虫を殺すことは出来ません。冬になると、「ノロウィルス」がニュースに登場してきますが、これもまた塩素では死なないので、水道水の中で生きています。


さらに最近問題になっている水の放射能汚染の危険について知りたい方は『ミネラルウォーターや水道水...巷の水の放射能危険度ランキング!』も読んでみてくださいね。

この続きは『水道水の有害物質を取り除く方法で有効なものってあるの?』です。こっちもぜひ!



 

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