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ガロンボトルと使い捨てボトルのメリット デメリットまとめ

最近、お店や公共施設、オフィスなどで見かけることの多くなったウォーターサーバー。家庭で使用されている人も年々増えてきていますが、ウォーターサーバーを扱っている会社はとても多く、それぞれに違いや特徴があるので、ウォーターサーバーを始めようと思っても選ぶだけで一苦労ですよね。

そこで今回は、「ウォーターサーバーを選ぶときのポイント」の中から、「ボトルの種類」に焦点をあててご紹介していきます。

ボトルの種類は大きく分けて2種類

ボトルの種類には「ガロンボトルタイプ」「使い捨てボトルタイプ」の2つのタイプがあります。簡単に説明すると、業者が回収して再利用されるのが「ガロンボトル」。使い切ったらそのまま自分で処分するのが「使い捨てボトルタイプ」です。

それぞれにメリット・デメリットがあり、会社によって使用しているボトルのタイプが異なるので、それぞれのメリット・デメリットを十分に理解して、サーバー選びの基準のひとつにしていただきたいと思います。

ガロンボトルタイプとは?

ガロンボトルタイプは、「リターナブル方式」とも言われ、使い終わると空いたボトルを業者が無料で回収し、洗浄・殺菌され再利用されます。ガロンボトルの素材には、一般的にポリカーボネートが使用されているので、硬くて衝撃に強く、変形しにくい、高温・低温に強いという特徴があります。

ちなみに余談ですが、「ガロン」とは容積の単位のことで、主にアメリカとイギリスで使われおり、日本では単位としてはほとんど使用されていません。アメリカでは1ガロンが約3.785リットル、イギリスでは1ガロンが約4.546リットルと国によって定義が異なります。

ガロンボトルでは、12リットル入りを3ガロンボトルタイプ、19リットル入りを5ガロンボトルタイプと呼んでいる会社もあるので、アメリカ方式を採用しているようです。

ガロンボトルタイプのメリット・デメリット

ガロンボトルタイプのメリットは何と言っても、空きボトルを業者が回収してくれるので、「ボトルを処分する手間が省ける」ということです。また、再利用されるため「環境に優しい」というメリットもあります。

ただし、デメリットとしては、「回収してくれるまで空きボトルを保管していなければならない」ことが挙げられます。12リットル、9リットルの大きな容器ですから、保管にはそれなりのスペースが必要です。

ただし、「硬くて変形しにくい」素材のため、パレットなどを無料で貸し出し、容器を重ねて保管することで2本の容器を1本分のスペースで保管できるよう工夫している会社もあります。

またガロンボトルの素材に一般的に使用されているポリカーボネートですが、厚生労働省によると、この素材が使われた容器からビスフェノールAという化学物質が溶け出す可能性があるとされています。妊娠している人や乳幼児がこの物質を摂取すると、健康に悪影響があるという説もあるので、妊婦さんや小さいお子さんがいるお家は注意が必要です。

※補足 ビスフェノールAについて
このビスフェノールAという物質についてさらに詳しく説明します。容器などから溶け出し体内に入る可能性のある化学物質には、健康被害を防止するために食品衛生法による規制がされています。

ビスフェノールAは、試験の結果、一日に体重1kgあたり0.05mg以下の摂取なら安全であると設定されています。それに基づき、安全衛生法により、ポリカーボネート製の容器からのビスフェノールAの溶出試験規格を2.5ppm以下にしなければいけないと制限されています。(ちなみに溶出試験とは、簡単に説明すると容器から化学物質がどれくらい溶け出すかを測定することで、ppmは濃度の単位を表し、1ppmは1Lの中に1mgの物質が溶けている状態です。)

ところが近年、諸外国の研究の結果により0.05mgよりはるかに少ない量(2.4~10μg)の摂取でも、胎児や幼児の健康に悪影響が出る可能性があると報告されました。ちなみに1μg(マイクログラム)は1mgの千分の1の量です。さらに最近のわが国の研究では、これよりさらに少ない量(0.5μg)の摂取でも胎児に悪影響が出たと報告されました。

ただしこれらの研究は動物の胎児や子供を対象に行われているため、ヒトに対して影響があるのかどうかは、今なお議論がされており、不明な点が多いのが現状で、今後の研究結果が待たれています。

とはいえ胎児や乳幼児は成人にくらべて代謝能力が低く、器官や細胞も発展途上であることは紛れもない事実です。やはり注意するにこしたことはないでしょう。

使い捨てボトルタイプとは

使い捨てボトルタイプは「ワンウェイ方式」「クラッシャブルボトルタイプ」とも言われ、空いたボトルを業者が回収するのではなく、自分が資源ごみとして処分するタイプのボトルです。

素材はポリエチレンやPET樹脂などの柔らかい素材で作られているため、水が減るごとに容器が潰れていきます。容器は使い捨てなので、届けられる容器は常に新しい容器になります。

使い捨てボトルタイプのメリット・デメリット

使い捨てボトルタイプのメリットは、使い切ったらそのまま容器を捨てることができるため、「保管スペースの心配をする必要が無い」ことが挙げられます。また、容器は再利用ではなく常に新品が届けられるため、「衛生面でもより安心」なこと、水を使うごとに容器が潰れるので、「空気が入らず衛生的」なことも大きなメリットです。

逆にデメリットとしては、「資源ごみとして処分する手間がかかる」ことが挙げられます。いくら潰れてぐしゃぐしゃになるとはいえ、元の容器の大きさを考えると、1.5リットルのペットボトルをごみに出すのとは少し勝手が違います。

また、水が減っても形状が変わらないガロンボトルタイプと違って、減るごとに潰れていく使い捨てタイプのボトルは、「見栄えがあまりよくない」といデメリットもあります。インテリアを重視される方は、ぐしゃぐしゃになった容器は気になるかもしれません。

ボトルによる衛生面の違いはあるのか?

以上、使い捨てボトルのメリットとして、

・ 常に新品の容器なので、衛生面でもより安心
・ 水を使うごとに容器が潰れ、空気が入らず衛生的

...など、衛生面のメリットを挙げましたが、それに対して「ガロンボトルは不衛生」というわけではありませんのでご注意ください^^;

衛生面については、

・ ガロンボトルタイプは、洗浄・殺菌されたボトルが再利用される
・ 冷水・温水タンク内の温度環境は雑菌の繁殖に適さない
・ 水はどんどん消費されていくため、雑菌が繁殖しにくい

上記のことから、どちらのボトルタイプでも問題ないと思われますので、その点はご安心ください。(もちろん使用上の注意を守ることが前提です。)

ライフスタイルに合わせたサーバー選びを

以上がウォーターサーバーのボトルタイプの説明になりますが、それぞれに長所・短所があり、どちらが良いというものではありません。自身のライフスタイルに照らし合わせ、合った方を選べばいいと思います。

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